安心して依頼できる大型家電のクレーン作業
引越し等で自宅内の大型家具・大型家電を移動させる際、人の力だけでは運び出すことができません。
無理に移動させようとすると怪我をするだけでなく、室内の壁や床を傷つける恐れがあるので避けるのが賢明といえるでしょう。
ここでどういった大型家具・大型家電の移動でクレーンが必要なのか見ていきます。
クレーン作業が望ましい代表格、ドラム式洗濯機と大型冷蔵庫
必ず生活に必要となるものが、ドラム式洗濯機と大型冷蔵庫です。ドラム式洗濯機の場合、標準的な大きさだと45Lサイズとなります。
この機種だと本体と内部のドラムサイズを含めると約150kgもあるので、必ずクレーンで吊り上げて移動させるのが望ましいものです。
吊り上げの方法を詳しく解説すると、ドラム式洗濯機は基本正方形となっているので四隅にクランチという器具を固定してからクレーンのフックを掛けます。
必要なクレーンは約1tまでの重量に耐えられる小型の車種なので、住宅やマンションの前に駐車も、さほど交通の妨げにはならないです。
安心して依頼できるクレーン作業のポイント
この時、必ずドラム式洗濯機を分厚い毛布等で包んでから持ち上げるのが、作業の鉄則に含まれます。
いわゆる緩衝材の役割をしており、壁や床に傷が付かないようにします。
次に大型冷蔵庫の吊り上げ方ですが、機種によって縦・横と吊り上げ方が異なるのが洗濯機と違う点です。
大型冷蔵庫にはワンタイプドアと、観音開きタイプという2種類の機種があります。
ワンタイプドアの場合は上に働く力があったとしても、必ず一方向にしか開かないので真上にクレーンで持ち上げることが可能です。
しかし、観音開きタイプだと両左右に開けられるので、真上に持ち上げれば重力の影響を受けて両左右に開き、ドアが取れてしまう恐れがあります。
このため、専門会社にお仕事を依頼するときは必ず、どんな大型冷蔵庫なのかをしっかりと伝えないといけません。
あとは洗濯機と同様に毛布を全体に巻いてクレーンで持ち上げていきます。
本体は約200kgになりますが、こちらも小型車種で対応できます。
高層階マンションだとさらに確認が必要
たとえば戸建て住居であれば、窓やリビングなどからアームを伸ばして出すことができますが、マンションの高層階だとこれが不可能です。
その場合は大きなハシゴを用いてさらにクレーンアームで吊り下げるという方法も使用されます。
この場合は専用ハシゴ機材が必要になるため、利用料金がプラスアルファで加算をされますが、安全に大型家具・大型家電を屋外に移動させて再び設置をすることも可能になるでしょう。