単身引越しでよくあるトラブル
仕事や学校など様々な事情によって、年度末になると単身の方が引越しするケースも数多く見られます。
そして荷物が少ないように見える単身者の引越しでも、荷造りや業者への手配など意外と大変なものです。
したがってスムーズかつスピーディーな引越しを実現するには、なるべく早い段階で自分の荷物や家の状況あるいは予算などを把握し、そのニーズに見合った引越業者を選ぶことが大切です。
単身引越しならではのトラブル
しかし残念なことに、実際には単身引越しのトラブルが後を絶ちません。
トラブルの内容についても、日程の調整や当日の作業の仕方への不満をはじめ、営業スタッフの説明不足や連携ミスによる作業の停滞、さらに荷物の損傷や料金トラブルなど、多岐にわたります。
特に数量の少ない単身引越しであっても、冷蔵庫や洗濯機あるいはタンスやベッドなど、個々の大きさや重さがあまり変わらない荷物もあります。
このような家具・家電移動をともなう引越では、家族の引越と同じようなリスクを抱えてることも知るべきでしょう。
例えばアパートやマンションの狭い廊下から運び出す際に、共有スペースに傷を付けて、後から管理会社に弁償することになったり、冷蔵庫や洗濯機を設置してもらった後で、凹み傷あるいは機械の不具合を見つけて泣き寝入りした等、引越業者を原因とするトラブルのケースは決して珍しくありません。
こういったトラブルを避けるには、あらかじめ契約内容を確認することが大事です。
この点、引越業者は国が定める標準引越運送約款に基づいた契約内容を、見積もりの際にお客さんへ提示することになっています。
トラブルを未然に防止するためにも、依頼主は契約内容の標準引越運送約款にしっかりと目を通すことが求められます。
トラブルにならない為のチェックポイント
では具体的に契約内容のどんな部分をチェックしておけばよいのでしょうか。
例えば家具や家電の移動で破損が生じた場合を想定するのであれば、引越し業者が損害保険に加入しているか確認しましょう。
この保険に加入している業者であれば、引越し後3ヶ月間は補償対象になるのが一般的です。
したがって引っ越しが終わったらできるだけ直ぐに、家具や家電に損傷や不具合がないか、よく確認しておくことが望まれます。
この他では、当日に荷物がトラックに積みきれないようなトラブルも、単身引越でよく起こりがちです。
荷物が少ないイメージで見積もりが甘くなると、大型の家具や家電の分が計算から漏れるためです。
このようなトラブルを避けるには、業者が提示する見積もり料金の安さに釣られるのではなく、当日のトラックの大きさで全ての荷物が積み切れるのか、業者によく確認しておくことが重要です。