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金庫などの重い物品を移動するプロの技術

金庫などの重い物品を移動するプロの技術

金庫などの重い物品の移動は、プロが持っている技術の1つです。

金庫は製品によって数百kgにもなるので、家具移動に自信を持っている人でも、油断をすると身体を傷めたり怪我をしてしまいます。
やはり、金庫移動は力だけでなく安全対策も重要ですから、安易に移動できるとは考えない方が良いでしょう。

その点プロは、念入りに搬入経路を確認したり、事前に打ち合わせを行い着実に金庫移動を成功させます。
複数人で力を合わせて、工具も使い安全に金庫移動の作業を進めます。

金庫移動は素人の方には圧倒的に難しい

重量があるので、まず少人数で持ち上げたり移動するのは不可能ですし、無理に持ち上げれば移動の途中で落としてしまいます。
この為、プロの金庫移動は必ず5人以上のチームで作業に入ります。
勿論、比較的重量の軽い金庫なら、家具移動の延長線上のつもりで作業できますが、大型の金庫となればその常識は通用しないです。

金庫に限らず、数百kgの固まりを移動する場合は、持ち上げる方法と移動手段が重要になってきます。
持ち上げは基本的にテコの原理が有効で、板が差し込めるくらいの隙間を作るのが目標となります。

ただ、勢いが過ぎると傾いて倒れる恐れがありますから、テコで持ち上げる担当に加えて、状況を伝えたり反対側から支える人も必要です。
だからこそ金庫移動はチームワークが不可欠で、この協力と連携がプロの技術になっています。

数十kg程度の家具移動であれば、家具の下に毛布などを敷いて、浮かせながら運べば楽に移動できます。
片側を持ち上げて引きずるともっと楽ですが、これは床の養生が前提となります。
一方、金庫は楽に引きずることができるほど軽くはないので、四隅を持ち上げた状態で運ぶことが欠かせないです。

プロの技術を活用し安全に金庫移動

しかし、長距離や建物の2階以上となると大変ですから、一般的には台車に乗せて移動を試みます。
市販の台車だと、サイズが小さかったり耐荷重が足りないので、プロは特注や自作をするケースが少なくないです。

いくら台車という強力な味方がいても、作業をするのは人でチームワークが不可欠なのは変わりませんから、道具の使い方1つで作業の難易度も安全性も大きく左右されます。
流石に2階以上となればクレーンを使いますが、1階での作業なら台車で手早く済ませるのが普通です。

プロがアマチュアと大きく違うのは、チーム全体で作業のイメージがしっかり共有できたり、細かな声がけで安全な作業を確保することです。
重量物を運ぶ以上、連携が取れないと作業に支障が出ますし、安全が揺らいでしまうのでコミュニケーションは重要でプロはそこを重視します。